20歳代で独立開業を夢見るも無残な結果におわりました。
独立開業資金がかからない生命保険業界にて独立開業を目指し、資格取得を会社に在籍中に取得し独立をおこないました。
私が開業した保険会社は代理店登録無料で、資格取得に1万円程度かかったのみでした。
また、開業するにあたり、社印グラの費用しかかかっておらず、費用のない方が独立開業を目指すにはとても良い案件でした。
しかも、パンフレットや販促ツール、システム使用料金も完全無料でノーリスクで始める事が出来ました。
法人営業経験がある私は、個人用の生命保険も同じ様に頑張れば成功すると信じて、開業しましたが
難しいの一言です。商品は他社競合もあり常時進化し続け、覚えることが山積してきます。
また、代理店登録なので当たり前ですが、契約が取れなければ生活していけません。
来る日も来る日も、ポスティング と飛び込み訪問を繰り返し続けましたが、やはり保険は圧倒的多数の方が加入しており
ほけんの窓口の様に来店型店舗も増えた事から、保険を見直しているお客様が多いのが現実でした。
また、高齢の方は長年懇意にしている保険屋さんがすでに存在しており、マーケットは広いですが、まさにレッドオーシャン状態でした。
諦めずに、なんとか頑張ろうと思い、必死な思いで契約獲得まで漕ぎ付けるも、
やはり一家の大黒柱は平日だと夜しかおらず、
土日祝日に営業活動が集中する様になってきました。
当初は、時間の自由を獲得するための独立開業だったのに、いつの間にかサラリーマン時代より時間がなくなりました。
また、勉強や講習会などの出席しなければいけない行事も多く、家族との時間はどんどん削られ、サラリーマンの方が良かったのでは?
と感じる日々になってしまいました。
将来的な不安も廃業した最大の理由かもしれません。
保険契約を取り続けなければ、収入を得る事は難しく、老後もこの飛び込み訪問や夜間、土日祝日の活動スタイルを続ける自信がなくなってきました。
やはり、この業界は独立するなら若いうちがベストだとおもいます。
若いうちに営業をガンガンやって、収益を安定させ、従業員を使って展開する。また店舗数を増やすのがコツだと思います。
ネット社会になり、大手以外でも保険比較サイトやネット限定キャンペーンなどをみていると、この代理店制度はもしかしたら、
そう遠くない将来に無くなる職業かもしれません。
ご自分で独立開業をする方は、将来的な展望まで、よく吟味される事をお勧め致します。